労働分配率とは?マクドナルドは何%?目安や推移は?国別で比較!
労働分配率について調べていきます。
この数値の意味や目安や推移を詳しく見ていきます。
ツイッター上ではマクドナルドが例に上がっているので
マクドナルドの労働分配率を計算していきます。
また国別で比較して、日本の労働環境はどうなのか?
という事をみていきたいと思います。
労働分配率とは?
労働分配率とは
「人件費÷付加価値」で計算された数字です。
付加価値とは売り上げから
変動費、つまり材料費や外注費、外部仕入高など
を引いた金額です。
噛み砕いていえば
あなたが絵を書くとします。
絵を描くには紙が必要ですね。
その紙を買ってくるのに100円必要でした。
その紙の価値は100円です。
ですがあなたが素晴らしい絵を描くことによって
その絵が500円で売れました。
この絵の価値は500円です。
最初は100円だったものに
新しくあなたが400円
付加価値を付けたのです。
そしてあなたは絵を描くのに
モデルを100円で雇っていました。
つまり人件費です。
100÷4=40
この40%が労働分配率です。
この計算で付加価値が
どれだけ労働者に還元されているのかが
分かります。
昔の日本では労働分配率を上げようと
していたようです。
労働分配率の問題点
単純に労働分π率の高い会社は
いい会社と思われがちですが
この計算には落とし穴があって
人件費に役員手当や福利厚生費などを
含ませたりすること寄って
数値を上げることが可能なのです。
さらに物が売れる時期売れない時期によっても
変わってきます。
例えばアイスクリーム屋さんなんかは
夏は爆発的に売れますが
冬は夏に比べると売り上げは落ちます。
業種によっても大きく違います。
また景気によっても変動するので
不況の際には付加価値の総額が減るので
労働分配率は上がってしまいます。
企業を判断するのに
ひとつの目安にはなるかもしれませんが
一概にこの数値だけでは判断できないようです。
なので労働分配率は
外部の者が会社を判断する材料というよりかは
会社の人が自分の会社の
内情を把握し改善するための計算方法のようです。
マクドナルドは何%?
労働分配率について、上記のツイートが
異常な速度でリツイートされていました。
このツイートがきっかけで
労働分配率という言葉が広まったようです。
では実際にマクドナルドは何%なのでしょうか?
ウィキで調べたのですが
2012年の情報しかありませんでした。
総売り上げ高は
2947億1000万円だったようです。
ですがマクドナルドはフランチャイズも展開していて
たくさんの子会社が存在するので
一概にどこまでの売り上げを換算するかで
変わってくるので計算がやりにくいですね。
目安や推移は?
業種や景気によっても変わるので
目安や推移にはっきりとした数値は
決められていないようです。
ただ目標値というものを
みつけたので載せておきます。
1人当たり付加価値800万円から1000万円
労働分配率は50%をやや下回る程度
だそうです。
国別で比較!
グラフ画像をみつけました。
日本ガンガン下がってますね。(笑)
アメリカが総じて高いようです。
最後に
労働環境がもっと改善されていくといいですね。
週休3日制の法案も出ているようなので
いよいよ日本の労働環境が
変わる時期なのかもしれません。
関連記事:週休3日制の国はどこ?
関連記事:週休3日制のデメリットは?どうせ公務員だけだろと不安の声