イルカの追い込み漁の感想や意見!世界と日本との潜在的な意識の違いについて

前回の記事についてたくさんのコメントを頂きました。
コメントは世界各地に住む
日本人の方からの意見もたくさんありました。

今回は、そのコメント、感想、意見から見えてきた
世界と日本の違いについてまとめていきます。



読まれていない方は先に
前回記事からコメントと合わせて読んで下さい。

前回記事:イルカの追い込み漁はなぜ残酷と言われているのか?
知っておくべき本当のこと




前回記事のまとめ


日本の伝統的なイルカの追い込み漁が
残酷と批判されたその理由について

自分なりに調べて
前回の記事でまとめさせていただきました。

たくさんのニュースやブログやサイト、
世界のイルカ漁についてのことなど
調べた結果、私が至った結論は

なぜ残酷なのかの理由を求めるのではなく
なぜ残酷ではないのかの根拠を示さなければならない


ということです。

この私の結論について
ブログやSMSで拡散して頂いたようで
たくさんのコメントを貰うことが出来ました。

そのコメントひとつひとつが
とても丁寧で考えさせられるものだったので
今回の記事にまとめさせて頂きます。



本当はひとつひとつ返信させて頂きたいのですが
どれも本当に丁寧で私の知識の甘さを教えられました。


なので私の少ない知識で
下手な返事をするよりも
この記事でまとめさせてもらって

より多くの人の目に届けばいいと思って
今回このような形にさせてもらいました。


コメントを下さった方々、
本当にありがとうございます。

コメントは随時受け付けているので
良かったら誰でも書き込んでください。

イルカの追い込み漁の感想や意見!


まずコメントやツイッターでの呟き
ネット上での意見や感想をまとめていきます。

イルカ漁について反対という意見

・嫌がっている人がいるのだからやめるべき。

・ザ・コーブを見て残酷だと思った。

・家畜動物と野生動物は違う、野生動物は食べるべきではない。

・イルカ肉なんて気持ち悪い。

・昔はタンパク質が乏しくイルカしかなかった為食べていた。
今はたくさんあるのだから、わざわざイルカを食べなくてもいい。

・実際には現在の日本人のほとんどは食べていないのだから辞めるべき。

・シーシェパードなどの反対意見について
日本人の多くはほとんどわかっていないのにそれを批判している。

・世界の規定に従った範囲での捕鯨をしていると
日本は言っているが実際にはそれを守れていない。

・世界がイルカに対してどのように考えているのか
愛しているのか、日本人は知らなさすぎる。
その実態を知る情報が少なすぎる。

・日本の文化と言ってもすでに時代は世界とつながらなければ
いけなくなっているのだから世界の基準に合わすべき。

・イルカウォッチングの町にしたらいいんじゃないかな


次は賛成意見です。





イルカ漁について賛成意見

・イルカを締める方法は改善されて
出来るだけ小さな苦痛ですむ方法がとられている

・家畜は食べてもいいというその違いが理解できない。

・日本の食文化の多様性の象徴である。
日本の食文化ほど奥深く世界に誇れるものはない。

・カンガルーの肉など世界では逆に私たちが驚く
動物まで普通に食べられていたりもする。

・牛も豚も鳥も食べない人からしたら
人の食に対していちゃもんをつけるのはおかしいと思う。

・時代が変わったのかも知れないが
小規模での文化として残すのには良いと思う。

・イルカに対して特別な感情を抱きすぎている。

・自分が不快に思うから人の文化に対してやめろと口を出すのはおかしい。

・イルカだけでなく自然や命に敬意を払って食事をしている。

・牛や豚も飼ったら賢いし可愛い

・捕食、調査、飼育のためならいいのではないか

・イカが好きなイルカがイカ漁の妨げになっている実態もある・

・イルカ肉を一般の感覚で言う豚や牛だととらえて
育った人たちもいる。そしてその人達の中には逆に豚や牛を
あまり食べない傾向にある人もいる。これは育った環境の違いであり、
その人達に牛や豚を否定されたらどうするのか?

・そもそも日本人に対して潜在的に下に見ている人達がいる。

・論理的なことをいっても「かわいいから」など
感覚的な意見で返されるのならば
イルカ漁の好感度を上げるドキュメンタリーを作るべき。

・イルカは知能が高いからとか、牛や豚に失礼だろ。

・牛や豚を食べない人たちはたくさんいるけど
その人たちに牛や豚を食べるなと言われたらどうするのか聞きたい。

・他国や他人の文化を尊重し、認め合うべき。

・養殖はいいという意味が分からない。命は同じだと思う。

・絶滅するような漁の仕方はしていない。

・結局今回の騒動は権力者が弱者に自己主張を押し付けただけ。

・不必要な漁はしていないと、数値できちんと示し、
今の漁のあり方を発信していくべき。
数字と映像なら伝わるかもしれない。

・堂々と反論すべき。

・反対しときながら世界各国イルカを買っているという事実がある

まだまだたくさんありましたが
私の実力不足でまとめきれなかった分は
ぜひ元記事をご覧ください。

参考記事イルカの追い込み漁はなぜ残酷と言われているのか?知っておくべき本当のこと

イルカ追い込み漁についてのツイッターでの反応

ぜひ読んでほしいイルカ漁との関連記事


参考になるかと思う記事をみつけましたので
良かったら参考に読んでみて下さい。

畜産動物についての参考記事
畜産動物の一生

小林礼奈のブログ(^p^)

上の二つは家畜や養殖はOK!野生はダメ!
と言っている人にぜひ読んでほしいです。

畜産動物として生きる動物たちにも
命があるということを充分に理解し、

そしてどんな扱いを受けているのか、

それを理解しながら
私たちは食材に感謝して
毎日の食事を行わなければ
ならないのだと思います。

そしてその畜産動物たちを
食材として送り届けてくれる人達が
一番つらい作業を引き受けてくれているということも。

ザ・コーブの監督からのメッセージ

私たち日本人はなぜこんなにも
イルカ漁が批判されているのか分かりません。

それを知るためには「ザ・コーブ」の
監督のメッセージを見るのが一番だと思います。

ザ・コーブ

どうもこのメッセージを見ると
監督は本当に純粋にイルカ漁の真実を
伝えようとしているように思えます。

この監督には監督なりの真実、
信念があるのだと思います。

メッセージで触れられているのは
イルカ肉が水銀で毒されていて
その毒された肉を世界中に売って
しかもそれを知らずに日本人は食べていて
さらに給食にも出されている。ということ。


これに対しては和歌山県のホームページで
正式に反論していますね。

イルカ漁等に対する和歌山県の見解

このサイトの記事の9項目目。



体内に取り込まれた水銀は約70日で半量が徐々に排泄されるので、
食べ方を工夫することにより食べることができます。

これまで、自然現象として蓄積した魚介類由来の
水銀摂取が健康被害を起こしたという明確な事例は報告されていません。

現に、太地町では、昔から捕獲したイルカは他所にも出荷し収入を得ながら、
自分たちも今よりもっと多量に食べていましたが、
水銀中毒の話は出ていません。



昔はもっとイルカを食べていたのに
その世代の人からは誰も水銀中毒なんて
出ていないのです。


でもまぁこれについては
もっと細かい数値を提示して
きちんと反論すべきですね。

批判している国の矛盾している残酷な文化

キツネ狩りを復活したイルカ漁を批判しているイギリス

300年の歴史を持つキツネ狩りは
ハンターが猟犬と共にキツネを追い回して
上質な毛皮になります。

残酷だという声もあるようですが
伝統文化の継承の意味合いで復活しました。

いや、ええかげんにせえよ。(笑)
こんなん笑うしかないやん。


残酷と思う思わないは潜在的な文化の違い


残酷に思う思わない人は
日本人でも意見の分かれるところのようです。

ですがニュースやツイッター調査でも
「残酷と思わない」
と思う人の方が多いように感じます。

もちろんイルカに対して
「純粋にかわいそう」
と思う人達もいます。


意見や感想を見て思ったのですが
両者の違いは次の2点があると感じました。


・情報
・宗教



おそらく残酷に思う人思わない人
両者が持っている情報が違うのだと思います。

残酷だと思う人は
イルカに対して日本人で言う犬猫へのような
ペットや家族ともいえる感情を持っているようです。

そしてそのイルカたちがどのように
漁をされて捕まり、命を奪われているのか
知っているのです。


残酷だと思わない人は
他の家畜動物がどのように扱われているのか
しっていて、自分たちが食べる食材がどのような
家庭をたどってここにあるのかを知っているのです。



ひとつ例えていうのならば「募金」です。

1億円あれば重い病気を患った
この小さな子供の命を救えます。
あなたは募金しますか?

こう聞かれるとたいていの人は
「かわいそう、募金してあげよう!」
と思うのではないでしょうか?



ですが国を変えればたった30000円で
発展途上国の餓死寸前の子供たちに
337箱高カロリーのビスケットを届けることが出来ます。


どちらも大切な命です。

さらに1人の命を救う1億円という膨大な金額の大半は
臓器の移植手術の順番ぬかしをするためのお金です。

臓器移植は臓器そのものが必要なため
海外にわたってもたくさんの子供たちが
順番待ちしています。

実際にはその数が多すぎて
待ってもほとんど自分の番が回ってこない。

そのためお金でその順番を解決する。

つまり順番を抜かせば、抜かされる人がいる。
実際にアメリカでこうした日本の行動は
問題になっているようです。

それを一体何人の日本人が知ったうえで
募金しているでしょうか?

それでも自分の子供は助けたい。
私でもそうです。


人間とイルカを例えると
それは違うと思う人もいるかもしれませんが

持っている情報で
自分が今行おうとしている
「良い事」は「悪いこと」にもなりうるのです。


そして「宗教」のちがい。

これは「神」を信じるのか
「魂」を信じるのか?

神を信じる人は
神に選ばれた人選ばれなかった人
というものが潜在的にあるようです。

魂を信じるひとは
全てのものに命があると考えます。

宗教の話に踏み入れば
ちょっと深くなりすぎてしまうので
ここで留めておきます。


おそらくこの違いが
自分が大切に思うイルカにだけ
固執してしまう元ではないかと思います。


つまり私たち日本人も
イルカ漁を批判する人たちが
持っている情報と信仰を充分に理解する必要があるのです。


関連記事:イルカの追い込み漁はなぜ残酷と言われているのか?
知っておくべき本当のこと


コメントを残す

このページの先頭へ